開発ストーリー MEDRISE ができるまで

こだわりが多すぎて、
伝えきれなかった話。

MEDRISEは、企画から製品化まで1年以上をかけてつくりました。磁石をどこに置くか、どの磁石を選ぶか、どんな生地で包むか。決め直した箇所を、開発に携わったメンバー全員の言葉として書き残します。

岡田隆 教授
監修|岡田 隆(日本体育大学教授・博士(体育科学)・理学療法士)
MEDRISE開発チーム

短い時間では、とても伝えきれない

テレビショッピングでMEDRISEを紹介する機会をいただきました。持ち時間は20分を3サイクル。そこで話せたのは、ごく一部です。血管が開くために神経がどう働くか、という話は、体についての基礎知識がないと伝わりにくい。フリップも用意しましたが、伝えきるには足りませんでした。

1年以上かけて、チーム全員で企画開発した製品です。こだわった箇所が多すぎて、短い時間では話しきれない。それならば、文章で全部書いておこうと考えました。

ここから先は、磁石・認証・生地・つくり手の話です。長くなりますが、どれも私たちがMEDRISEを今の形にした理由そのものです。

なぜ、磁石で血行が変わるのか

いちばん伝えたかったのに、いちばん伝わらなかったのがこの話です。順を追って説明します。フレミングの右手の法則、と言えば思い出す方もいるかもしれません。

  1. STEP 01
    強い磁石を、身体に当てる
    最も強い磁石といわれるネオジム磁石を、背中と腰に配置しています。
  2. STEP 02
    磁場が電気を誘導する
    電磁誘導です。磁束密度が強いほど、強い電流が流れます。MRIの強さをテスラで表すのと同じ考え方です。
  3. STEP 03
    微弱電流が神経を刺激する
    神経は基本的に電気信号で動いています。そこに微弱な電流で働きかけます。
  4. STEP 04
    装着部位の血行が改善する
    血行が改善し、コリの緩和を図ります。これが管理医療機器として認められた効果です。

体温を反射・輻射して"なんとなく温める"タイプとは、アプローチそのものが違います。永久磁石の物理的エネルギーが筋肉に直接働きかけます。

※認証を受けているのは、装着部位のコリ及び血行の改善についてです。効果は装着部位に限ります。

磁石を「どこに置くか」から決めた

磁石の数や強さより先に、位置を決めました。監修の岡田が指導の現場で日々見ている筋肉のうち、日常生活で最も張りやすく、寝ている間に緩めておきたい場所はどこか。私たちはそこから逆算しました。

行き着いたのが、上半身は僧帽筋と肩甲挙筋。デスクワークで肩が上がったまま固まる場所です。下半身は脊柱起立筋の下部と多裂筋。身体の要である腰の深層筋に磁気を届け、就寝中に腰回りの緊張を緩和する設計です。

上半身:肩甲挙筋・僧帽筋への磁石配置
上半身/背部・肩甲骨エリアに4個。肩甲挙筋・僧帽筋。
下半身:腰部脊柱起立筋・仙腸関節への磁石配置
下半身/腰部・仙骨エリアに4個。脊柱起立筋下部・多裂筋。
磁石配置図。合計8個を、狙った筋群の上に置いている。

磁石そのものを、選び直す

私たちが採用したのは、最も強い磁石といわれるネオジム磁石です。ただし強ければいいという話ではなく、毎晩着る衣類として成立させる必要がありました。厚みがあれば寝返りで気になり、錆びれば洗えません。薄さ・防錆・洗濯耐性を同時に満たすところまでを条件にしています。

表面磁束密度
100mT ±20mT
磁石の種類
ネオジム磁石(フェライト磁石より強力な永久磁石)
表面処理
ニッケルメッキコーティングによる防錆

結果として、磁石が薄く着用時の肌当たりが気になりにくいこと、コーティングで錆やすさを克服し洗濯できることの2点を両立しました。洗濯の際は洗濯ネットをご使用ください。

効果を書けるようにするために、越えたハードル

ネオジム磁石を身体に当てる製品をつくるということは、管理医療機器としての認証を取りにいくということです。厚生労働省が指定した登録認証機関の審査を通す必要があり、これがなかなか大変でした。それでも私たちは、最初からこの前提で開発を進めました。この道を選んだのは、越えた製品だけが効果を明記できるからです。

医療機器区分
一般的なリカバリーウェアクラスI)/一般医療機器。届出のみで、自己申告に近い。
MEDRISE(クラスII)/管理医療機器。登録認証機関による厳格な審査・認証済。
アプローチ
クラスI/体温を反射・輻射して「温める」だけ。
MEDRISE/永久磁石の物理的エネルギーが筋肉に直接働きかけ、コリ・血行を改善。
標榜できる効果
クラスI/コリ・血行の「改善」を明記できない。
MEDRISE/「装着部位のコリ及び血行の改善」を明確に記述できる。

管理医療機器認証番号 220AIBZX00095000

チクチクを、睡眠から追い出す

私たちがこだわったのは磁石だけではありません。生地です。ポリエステルの生地はチクチクして、肌に刺激があります。寝ているあいだずっとその刺激があれば、睡眠の質を阻害する可能性がある。せっかくコリを取りにいっているのに、それでは本末転倒です。

そこで綿をたくさん混ぜました。むしろ綿のほうが多い配合にしています。綿60%、多いものでは70%。首まわりのチクチクも改善しています。手間をかけた部分です。

着ていて不快なものは、続きません。毎晩着るものだからこそ、肌触りは効果と同じ重さで考えました。

夜用パジャマ 杢グレー 着用イメージ
綿の比率を上げ、就寝中の刺激を減らした生地。

つくったのは、鍛えている人でした

私たちと一緒に開発したのは、130年の歴史がある繊維専門商社です。しかも担当してくださったのは、早稲田大学バーベルクラブ出身で、自身もボディビルを続けている社員の方。トレーニングをする人間の身体感覚を、そのまま製品仕様の話として共有できました。

研究して、これがいいなというものがあっても、社会実装できなければ意味がない。

特殊な技術を製品に落とし込めたのも、価格を抑えられたのも、この座組みだからこそです。リカバリーウェアは、本来どうしても高くなるカテゴリーです。特殊な技術が必要だからです。それでも手に取りやすい価格に置けたことは、開発チームとして譲らなかった点のひとつでした。

創業1893年。130年にわたり繊維を扱ってきた専門商社との協業。

目指していたのは、睡眠の質

日本人は睡眠時間が短く、そして睡眠の質によってパフォーマンスが上がるということが、あまり知られていません。ここが変われば、日中の状態は変わります。

私たちがMEDRISEでやろうとしたことは、要するにふたつです。コリを取ること。そして寝ているあいだの衣類からの不快感を減らすこと。磁石の配置も、綿の比率も、すべてこの2点のためにあります。

血行改善とコリの緩和に加え、疲労回復・睡眠の質向上・翌朝のスッキリ感をサポートします。

夜だけの製品に、しなかった理由

私たちが最初にメインとして立ち上げたのはパジャマでした。ただ、コリは夜だけにたまるものではありません。デスクワークでも移動中でも、肩と腰は固まります。同じ設計を日中の服に落とし込んだのがポロシャツです。

夜用パジャマ 着用イメージ
夜|パジャマ
就寝時・風呂上がり・リラックスタイムに。ネイビー、杢グレーラベンダー
昼用ポロシャツ 着用イメージ
昼|ポロシャツ
テレワークオフィス・移動中・ゴルフの行き帰りに。ネイビーオフホワイトピンク

200年を生きるクジラに、学ぶ

ブランドキャラクターには、哺乳類で最長寿(約200年生きる)とされるホッキョククジラが採用されました。このクジラがDNAを修復する仕組みを持っているという知見や、健康長寿への願いを製品のコンセプトに重ね合わせています。

メドライズ」という名称には、「メディカル(医療)」と「上がっていこう」というポジティブな意味が込められています。疲労回復で長く健やかに生きる未来を、私たちはこの製品でつくろうとしています。

ホッキョククジラ(MEDRISE ブランドキャラクター)
ブランドキャラクターホッキョククジラ
この記事で紹介した製品

価格は税込。サイズは S / M / L / LL(男女兼用)